メルマガバックナンバー
あんなに雨ばかり続いた東京は、ウソのように毎日良い天気が続いています。
でも、お盆過ぎから続いた涼しい天気のせいか、
もうあの真夏のような暑さは戻ってきません。
天気は良くても、すっかり秋の気配になってきました。
今年の夏はお盆前に終わってしまったみたいで、少し寂しいです。
さて、今日はやっぱり喜んだもん勝ち、というお話です。
私たちは、たとえどんな人でも、自分なりの【思い込み】や
【決め付け】という無意識のルールの中で日々の生活を送っています。
そういう私も、やはり後から後から自分自身の勝手な決め付けや、
先入観でものを見ていることにたびたび気付かされて、ドキッとします。
でも自分でそれに気付いていないときには、
まさに【気付いていない】わけですから、
それに気付くすべはないわけです。
そう、気付いていない事には気付けない。
あぁ、身も蓋もないですね。。
これと同じように、一見正しいように見えても、
いや一見正しいように見えるからこそ、
その中にある矛盾や【え?】に気付きにくいことがあります。
例えば『人に感謝すれば幸せになれる』とあなたが何かの本で読んだとします。
『そうか、感謝することってやっぱり大切なことだな』と
ついつい忘れがちな日ごろの感謝を思い出して、
あなたの中に色んな事柄や人に対して感謝の念が沸き起こってきたのなら
それはそれで素晴らしいことです。
ここからは感謝すること自体を否定しているわけではなく、
感謝することはとても良い事だと分かったうえでお話をします。
このメッセージについて以下の2つの点で
もう少し考えてみましょう。
1.【今を不幸だと思ってしまう】
このメッセージをあなたが受け取った時、
『今は幸せでは無いけれどいつかは幸せになれる』
『そのためにはまず自分が先に感謝しなければ』
と受け取ってしまった場合です。
つまり無意識のうちに『今は幸せではない』
というメッセージを潜在意識に伝えてしまう【可能性】があると言う事です。
人に感謝すれば幸せになれる、の中に今のあなたの定義は何も入っていません。
なのにともすれば私たちは
『今が不幸だからなんとかしたい』
『今の苦しさから何とか逃れたい』と考えてしまいます。
潜在意識は【今の苦しさ】と【将来の幸せ】の区別がつきません。
あなたがより強く感じているほうを、あなたの理想として受け取るだけです。
『こうなったらきっと幸せなんだろうな』と
『これが嫌なんだよな』
どちらを考えている時間が長いですか?
どちらを強く感じていますか?
2.【感謝をすると→幸せになれる】
この順番で理解してしまう場合があります。
本来は『人に感謝をしたら幸せになれる』
のではなくあなたが普段の生活の中で感謝をする時というのは、
『嬉しかったから思わず「ありがとう!」と言ってしまった』
なのだと思います。
人からプレゼントをもらった時に、思わず
「ありがとう!」
と言ってしまうのは、嬉しかったからですよね。
「ありがとう」と言ったから幸せな気持ちになったのではなく、
あなたにとってその出来事が嬉しくて幸せな気持ちになったからこそ、
つい【無意識に】笑顔がこぼれ、
「ありがとう!」
と言ってしまったのだと思います。
つまり【幸せな気持ちになる→感謝する】が自然な順番なのだと思います。
あなたがその出来事を【嬉しい】と感じさえすれば、
自然と感謝をする機会が増えていくのだと思います。
もっと言えば、相手がたとえどんな【つもり】で言ったとしても、
あなたが喜びさえすれば、それであなたは幸せになれるという事です。
もう、喜んだもん勝ち、な訳です(笑
『これをやっていればきっといつかは幸せになれる』
が
『今の私は不幸』につながっていないか。
自己嫌悪や自己否定が出発点になってないか 。
私たちは
【嬉しくて喜ぶ】→【幸せ】→【感謝したくなる】
なのだと思います。
些細なことでついつい喜んでしまう人が
周りに感謝する機会も増えていき、
それがますますその人を喜ばせる出来事を起こしてしまう。
そういう事なのだと思います。
で、やっぱり【喜んだもん勝ち】な訳です(笑
『えー、そんなことで喜んでるの?』
と言われたら褒め言葉です(^_^)
Garcia